美浦・牧光二 厩舎
■ 調教状況 ■ ジーワンサラブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／１４年募集 大型馬の目立つ母の産駒としてはやや小ぶりな造りですが、春の訪れとともに成長著しく、元来のバランスの良さに加え、前後躯の筋肉の発達により力感も備わってきました。鋭い眼光から見てとれるように悍性が強く、群れでもリーダー的存在で、どのような場面でもちゃんと理解し行動する適応力の高さを持ち合わせています。器用に身体を使い、特に静止した姿勢や崩れた態勢からでも、咄嗟に一歩の出る反応の良い、機敏な動きには目を見張るものがあります。母系は長く脚を使えるタイプが多く見られますが、しっかりと脚を溜め、瞬発力を武器に末脚を活かす競馬もあっていると感じます。
プロモーションの１３
牝馬・鹿毛・２０１３年３月２８生れ（美浦・牧光二）
生産：ノーザンファーム・繋養：ノーザンファームYearling 全４０口●総額１，８００万円
ゼンノロブロイ
2000 黒鹿Sunday Silence
*サンデーサイレンス
1986 青鹿Halo Hail to Reason Cosmah Wishing Well Understanding Moutain Flower Roamin Rachel
*ローミンレイチェル
1990 鹿毛*マイニング Mr. Prospector I Pass One Smart Lady Clever Trick Pia's Lady *プロモーション
1994 鹿毛Hector Protector
*ヘクタープロテクター
1988 栗毛Woodman Mr. Prospector *プレイメイト Korveya Riverman Konafa Assertion
*アサーション
1987 鹿毛Assert Be My Guest Irish Bird Yes Please Mount Hagen Thankfull(13)
母の父：
ヘクタープロテクター Hector Protectorは米国産,全欧２歳チャンピオン,仏９勝,仏2000ギニーｰＧT。
【ＢＭＳ：主な産駒】
チンチョン（ユナイティド ネイションズＳｰＧT）,ブラックエンブレム（秋華賞-JPN1）,
クォークスター（セントライト記念ｰＧU）,アドマイヤメイン（青葉賞-JPN2）,プリンシパルリバー（全日本２歳優駿-JPN2）,
タイセイアトム（ガーネットＳｰＧV）
母：
プロモーション（94 *ヘクタープロテクター）は３勝,クイーンＳ-JPN3（芝1800ｍ）,ＢＳＮオープン-OP（芝2000ｍ）,
クイーンＣ-JPN3２着,ディセンバーＳ-OP２着,韓国馬事会杯-OP３着,六甲Ｓ-OP３着,オークス-JPN1４着,
エリザベス女王杯-JPN1４着,新潟大賞典-JPN3４着,北九州記念-JPN3４着,新潟記念-JPN3４着,フェアリーＳ-JPN3４着,
マーメイドＳ-JPN3５着,府中牝馬Ｓ-JPN3５着。産駒
プロモベール （01 牡 青鹿 *サンデーサイレンス）佐賀（公）５勝
トップセラー （02 牝 鹿 スペシャルウィーク）３勝,本栖湖特別（芝2000ｍ）,スイートピーＳ-OP３着。産駒
｜ ストーリーセラー（牡 カンパニー）１勝,現役
アドマイヤメイン（03 牡 栗 *サンデーサイレンス）４勝,青葉賞-JPN2（芝2400ｍ）,毎日杯-JPN3（芝2000ｍ）,
｜ ダービー-JPN1２着,菊花賞-JPN1３着,きさらぎ賞-JPN3５着。種牡馬
アドマイヤプリンス（07 牡 鹿 アグネスタキオン）３勝,三木特別（芝1800ｍ）,白藤賞（芝1800ｍ）,佐賀（公）入着,現役
アドマイヤバラード（08 牡 栗 ハーツクライ）４勝,箱根特別（芝2400ｍ）,駒ヶ岳特別（芝2600ｍ）,メトロポリタンＳ-OP３着,現役
アドマイヤキンボシ（09 牡 鹿 *チチカステナンゴ）東海（公）３勝,中央入着,現役
祖母：
*アサーション Assertion（87 Assert）は英国産,愛１勝,愛オークスｰＧT３着。産駒
ジェイズジュエリー（牝 *リアルシャダイ）２勝。産駒
｜ アドマイヤジュピタ（牡 *フレンチデピュティ）７勝,天皇賞（春）ｰＧT,阪神大賞典ｰＧU,アルゼンチン共和国杯-JPN2。種牡馬
ジェイズミラクル（牝 フジキセキ）１勝。産駒
アドマイヤブルー（牡 キングカメハメハ）４勝,ホープフルＳ-OP,名古屋城Ｓ,北大路特別,京成杯ｰＧV３着,現役
ベストレート 牝５（美）牧光二 本賞金 ￥４００ 総賞金 ￥７６０ (１２戦 １- １- ０- ０- ０-１０) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 18/03/17 2中京3 500万下・牝 12 木幡巧也 15 54☆ 芝1600 良 1.37.0 1.3 9- 8- 8 35.9 494 \0 17/12/10 4中京4 長良川特別 16 中井裕二 17 55 芝2200 良 2.15.5 1.6 13-11-11 36.5 506 \0 17/11/19 3福島4 500万下・牝 11 木幡巧也 ７ 54☆ ダ1700 良 1.49.8 1.8 6- 4- 5 42.0 502 \0 17/09/02 2新潟11 燕特別 13 江田照男 ９ 55 芝2200 良 2.14.1 0.8 2- 2- 2 36.4 504 \0 17/08/20 2新潟8 500万下 ６ 江田照男 ６ 55 芝1800 良 1.48.8 0.7 - 3- 3 33.8 502 \0 17/08/13 2新潟6 500万下・牝 ８ 江田照男 12 55 芝1800 良 1.47.2 0.7 - 4- 4 34.5 502 \0 17/05/14 1福島6 500万下・若手 10 小崎綾也 ２ 54☆ 芝2000 良 2.02.2 1.9 - 2- 2 37.3 502 \0 17/04/16 1福島4 500万下・牝 ６ 木幡巧也 ７ 54☆ 芝1800 良 1.48.4 0.8 7- 8- 6 37.3 498 \0 16/07/31 2新潟2 未勝利 １ 木幡巧也 ３ 51▲ 芝2200 良 2.15.7 -0.0 3- 3- 2 34.6 492 \4,600 16/07/16 2福島6 未勝利・牝 10 木幡巧也 ７ 51▲ 芝2000 良 2.04.1 1.2 3- 5- 5 36.4 492 \0 16/02/28 2中山2 未勝利・牝 12 内田博幸 ６ 54 芝1800 良 1.51.1 1.9 8- 4- 6 37.4 498 \0 15/11/21 5東京5 新馬 ２ 蛯名正義 ３ 54 芝1800 良 1.52.7 0.0 1- 2- 2 33.9 494 \2,800
18/03/17 中京 500万下・牝
3月17日(土)中京･芝1600ｍ(牝馬限定戦)に54kg☆木幡巧也騎手で出走し、馬体重は前走から-12kgの494kgでした。 レースでは、五分のスタートを決めましたが、前を行かせて控えました。道中は馬群の後ろめを追走すると、3コーナーから徐々に外めを進出していきました。4コーナーから追い出し、勢いそのままに直線を迎えましたが、そこからは思うような伸びを見せることができませんでした。そのまま後方馬群で入線しており、勝ち馬からは1.3秒差の12着でレースを終えています。 「すみませんでした。今日は外枠が響きました。出たなりに進めていきましたが、内に入ることもできず、終始外々を回る競馬になってしまいました。3・4コーナーなどはスッと脚を使えるのですが、最後まで持続できませんでした」(木幡巧也騎手) ■ 17/12/10 中京 長良川特別 12月10日(日)中京･長良川特別(芝2200ｍ)に55kg中井騎手で出走し、馬体重は前走から+4kgの506kgでした。 レースでは、ゲートから少し出遅れると、内めに寄せながら、中団やや後ろのポジションで1コーナーをカーブしました。道中は馬群の中を追走。勝負どころで前との差を徐々に詰めていったものの、直線では伸びを欠いてしまいました。勝ち馬からは1.6秒差の16着で入線しています。 「最近は前で競馬をして、終いが垂れてしまうということで、後方からレースを進めてくれという指示でした。前半抱えていく格好で、道中はスムーズさを欠き、直線でも伸びきれませんでした。競馬を覚えさせれば変わってくると思います」(中井騎手) 「なかなか結果を残すことができず申し訳ございません。調教は動くだけに、この条件も合わなかったのでしょう。今後については、レース間隔を開けたうえで、芝1400〜1600ｍ戦にチャレンジするつもりです」(牧調教師) ■ 17/11/19 福島 500万下・牝 11月19日(日)福島･ダート1700ｍ(牝馬限定戦)に54kg☆木幡巧也騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの502kgでした。 レースでは、スタートを決めて、少し気合いをつけながら先団グループへ。6番手で1コーナーをカーブし、向正面では5･6番手の外となりました。道中はもうひとつ進んでいかず、勝負どころで外から1頭に交わされて、直線に入るとズルズル後退してしまいました。勝ち馬からは2.8秒差の11着で入線しています。 「同厩舎のもう1頭を目標に前めの位置を走らせましたが、結果的には溜めていったほうが良かったですね。ダートの走りは悪くありませんし、出たなりでジッとしていく競馬が合っていると思います」(木幡巧也騎手) 「1番人気馬を追いかけて行ってしまいました。ジョッキーは、ダートも悪くないと話していましたが、個人的にはやはり芝馬かと思いました。今後については、またよく検討します」(牧調教師) ■ 17/09/02 新潟 燕特別 9月2日(土)新潟･燕特別(芝2200ｍ)に55kg江田照男騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの504kgでした。 レースでは、スタートを決めた後、少し気合いをつけて先団へ。2番手のポジションに落ち着いてホームストレッチを通過し、ゆったりと1･2コーナーを回りました。向正面で逃げ馬がリードを広げにかかりますが、焦らずマイペースで2番手を追走。徐々に促しながら3･4コーナーをカーブし、直線で追い出すと粘り腰を見せていましたが、残り200ｍを過ぎてからは余力がなくなり後退してしまいました。勝ち馬からは0.8秒差の13着で入線しています。 「道中は無理して進めていったわけではないのですが、いざ追い出すと反応がいまひとつでした。こういった競馬ができるのであれば、ダート戦を試してみてもいいと思います」(江田照男騎手) 「上がり勝負になってしまったので、ペースがもう少し流れてほしかったです。状態は変わりありませんが、一旦リフレッシュを挟んで、次はダート戦に行きたいと思います」(牧調教師) ■ 17/08/20 新潟 500万下 8月20日(日)新潟･芝1800ｍ戦に55kg江田照男騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの502kgでした。 レースではスタートを決めると、じわっと押し上げ、3番手をキープしました。道中もラチ沿いの3番手でじっくり進めると、そのままの隊列で3･4コーナーをカーブ。直線入り口で追い出しを開始し、前を行くライバルを懸命に追いました。バテることなく脚を伸ばすものの、なかなか前を捕らえられません。最後は差し馬のキレ味にも屈し、勝ち馬からは0.7秒差の6着で入線しています。 「レースを叩かれたことで最後の伸びも前走に比べて良くなりました。早めに動きたかったのですが、動くに動けず、長い直線もどうかと思ったのですが、それなりに対応してくれています」(江田照男騎手) 「一度レースを使ったことで中身が変わってきましたね。使いつつパフォーマンスが上がる馬なのだと思います。連闘後ですので、レース後の状態をしっかりと確認しておきます」(牧調教師) ■ 17/08/13 新潟 500万下・牝 8月13日(日)新潟･芝1800ｍ戦に55kg江田照男騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの502kgでした。 レースでは、スタートをきっちりと決めてから先行集団へ。道中はインコースでジワジワとポジションを上げて、3〜4番手での追走でした。3･4コーナーも内ラチぴったりで、リズム良く回り直線へ。残り600ｍを過ぎたところでゴーサインが出ました。しかし、そこからは外の差し馬の手応えが勝り、やや置いていかれてしまいました。本馬も大きくバテてはいないものの、先頭争いに加わることはできないまま、勝ち馬からは0.7秒差の8着で入線しています。 「道中はいい感じで、馬場も苦にせずこなしていました。最後まで頑張っているものの、速い脚がないため、ダラダラとしたジリっぽい伸びになってしまいます。外回りのヨーイドンの競馬より、内回り･小回りのコースが合っている印象です。あるいはダートを試してもいいかもしれません」(江田照男騎手) 「乗り心地や手応えは本当にいいのですが、ジリ脚の分、追ってから遅れてしまいますね。一旦放牧に出して、今後について検討していきます」(牧調教師) ■ 17/05/14 新潟 500万下・若手 5月14日(日)新潟･芝2000ｍ(若手騎手限定戦)に54kg☆小崎騎手で出走し、馬体重は+4の502kgでした。 レースでは、少し頭を上げながらのスタートでしたが、行き脚がついて、内の馬を見ながら先行。ハナに立ちそうな勢いもあったものの、道中は2番手で落ち着き、流れに乗っていきました。逃げ馬をピタッとマークしたまま直線へ。しかし、いざ追い出すと伸び脚がひと息で、外から伸びた集団に交わされてしまい、中団に後退しての入線となってしまいました。最後は勝ち馬から1.9秒差の10着でした。 「スローペースになって、位置取りも含め中途半端な形になってしまいました。申し訳ありません」(小崎騎手) 「前半でペースがかなり落ち着いてしまいました。最後は瞬発力勝負となり分が悪かったです。スタートからスッといけていたので、もっと思い切った競馬でも良かったかもしれません。また状態を見て、今後の予定を検討します」(牧調教師) ■ 17/04/16 福島 500万下・牝 4月16日(日)福島･芝1800ｍ(牝馬限定戦)に54kg☆木幡巧也騎手で出走し、馬体重は前走昨年7月の新潟戦から+6の498kgでした。 レースでは、スタートの反応は五分でしたが、行き脚がつききらず中団から。前半はやや縦長の展開のなか、中団のインを追走。3コーナー手前からスルスルと内でポジションを上げて好位の後ろまで進出。4コーナーもロスなく回って、直線での抜け出しを図ろうかというところでしたが、周りを囲まれて行き場がなくなってしまいました。馬群がばらけた直線半ばから懸命に脚を伸ばしましたが、残念ながら6着まででした。勝ち馬からは0.8秒差でした。 「最後までしぶとく伸びてくれましたが、まだスッと動けないところがありました。久々でしたから、ここを叩いて、変わってきてくれるはずです」(木幡巧也騎手) ■ 16/07/31 新潟 未勝利 7月31日(日)新潟･芝2200ｍ戦に51kg木幡巧也騎手で出走し、馬体重は前走と変わらず492kgでした。 レースでは、内にヨレながらのスタートとなりましたが、すぐに体勢を立て直して前へ。3番手で1コーナーに入りました。前2頭が引っ張る縦長の展開のなか、2番手からは4･5馬身後ろをリズム良く追走。向正面半ばから、外を捲ってきたライバルと一緒に前との差を詰めて、3コーナー過ぎでは一旦4番手となりました。3頭が並んだ2番手グループの真ん中で直線に向き、いざゴーサインを出すと、長くいい脚を繰り出しました。残り200ｍ付近で逃げ馬を捉えて堂々と先頭に立ち、ゴールまで外の2番人気馬との叩き合いが続いたものの、見事にクビ差競り勝ち、4戦めで嬉しい初勝利を飾っています。勝ちタイムは2:15.7でした。 「強かったですね。いい位置を取ることができて、前2頭が速い流れで引っ張るなか、しっかりと折り合いもつきました。向正面でペースが落ち着いたので前との差を詰めて、外から捲る馬がいたことも分かっていたため、前に入られないように注意しました。直線では能力を信じて早めに先頭へと立ち、外の馬に寄せていったところ、根性を見せてくれました。まだ脚も残っていて、着差以上に強い内容だったと思います。前走、うまく乗ることができず、今回こそはと考えていたので、とにかく嬉しいですし、本当にありがとうございました」(木幡巧也騎手) 「前走後もトモにダメージが出るようなことはなく、これまでで1番いい状態で送り出すことができました。随分とお待たせしちゃいましたが、勝ち上がることができてホッとしています。今後については、このまま次走に向けて進めるとクタッときそうな感じがありますし、まだこれから良くなる馬なので、一旦リフレッシュ放牧を挟む方向で考えています」(牧調教師) ■ 16/07/17 福島 未勝利・牝 7月17日(日)福島2R･芝2000ｍ(牝馬限定戦)に51kg▲木幡巧也騎手で出走し、馬体重は前走2月の中山戦から-6の492kgでした。 レースでは、スタートを決めて仕掛けつつ先行。道中は好位の内で4番手あたりにつけて流れに乗っていきました。3・4コーナーはインでロスなく運べたものの、直線、いざ追い出そうとしたところで進路が狭くなり、下がってきた前の馬を捌くのに手間取ってしまいました。なんとか抜け出して、脚を伸ばしたものの、外めからスムーズに追い上げた集団が上位となり、勝ち馬から1.2秒差の10着に敗れてしまいました。 「状態は良かったですし、前半はいい形でレースを進めることができました。しかし、直線でいざというときに前の馬がフラついたこともあり、捌ききれませんでした。その間に外からスーッと行かれてしまい…。脚はあったので、不完全燃焼のレースになってしまいました。本当に申し訳ありません」(木幡巧也騎手) 「トモの状態も良かったですし、ゲートもポンと出て、勝負所まで手応えも十分でした。ただ、内から勝負にいった結果とはいえ、直線をスムーズに捌けていれば…。たいへん申し訳ありません。次走への権利はありませんが、トレセンへ戻った状態に問題がなければ、このまま調整を続けて、1800〜2000ｍ戦あたりの出走機会をうかがっていきたいと考えています」(牧調教師) ■ 16/02/28 中山 未勝利・牝 2月28日(日)中山･芝1800ｍ(牝馬限定戦)に54kg内田博幸騎手で出走し、馬体重は前走から+4kgの498kgでした。 レースでは、ゲートを出て軽く押していきましたが、行き脚がつかずに中団のポジションを追走。向正面に入り、ゆったりとしたペースのなか、スッとポジションを上げていきました。3コーナーでは4･5番手まで進出したものの、ペースが上がったところで後退。直線入り口ではすでに手応えが残っておらず、徐々に離されてしまいました。4番人気の勝ち馬からは1.9秒差の12着で入線しています。 「返し馬での感触は良かったです。腰に幼い部分が残るため、無理に押して行ったり、引っ張っても良くないと判断し、出たなりでレースを進めました。道中はやや気合いが入りながらの追走でした。ジワッと進出し、先行グループにつけたところ、手応えがパタッとなくなってしまいました。走るのを止めたわけではなく、馬体の緩さが影響しているのかもしれません。跳びは大きく、返し馬の感触などは悪くなかったのですが……」(内田騎手) 「パトロールビデオを見たところ、2コーナーでだいぶ外へ振られて、その後も外で壁を作ることができず、やや掛かっていましたね。決め手勝負のレースになったため、腹を決めて後ろから行っても良かったかもしれません。調教の感じから調子は良かったので期待していましたが、それにしても負け過ぎですね。後ろが緩く、前に推進力が伝わっていないような印象です。トレセンに戻り、状態をしっかり確認したうえで、今後のことを考えたいと思います」(牧調教師) ■ 15/11/21 東京 新馬 11月21日(土)東京･新馬戦(芝1800ｍ)に54kg蛯名騎手で出走し、馬体重は494kgでのデビューとなりました。 レースでは、好スタートを切ると、そのまま先頭に立ち向正面へ入りました。外から交わされ2番手に控え、道中は好位でスムーズに折り合い、3･4コーナーをカーブしました。直線、前を行くライバル目掛け、追い出しを開始。残り200m付近から、馬体を併せての激しい叩き合いになりました。ジワジワとライバルに詰め寄りましたが、最後はクビ差及ばず、惜しくも2着でゴールを駆け抜けています。 ｢勢いよくゲートを出たのでハナに立ちましたが、物見をしたり一瞬気を抜く素振りを見せたので、2番手に控えました。直線では逃げ馬を追いかける展開になり、交わせそうな勢いだったものの、最後は脚色が同じになってしまいました。馬体にまだ幼い部分が残り、気持ちの面も不安定なところがあります。それでも、デビュー戦からこれだけ走れたように、いい能力を持っていることは確かです。今後が楽しみですね｣(蛯名騎手) ｢スタートが良かったですし、道中は上手に競馬をしてくれたように、やはりいいセンスと資質を秘めています。今日のような下が緩く湿った馬場はどうかと思いましたが、この馬が持つ能力でカバーしてくれました。しかし、まだトモが緩く、踏ん張りが利かない面があるように、成長の余地を大きく残していることも事実です。今後のことは、トレセンに戻り状態をよく確認したうえで決めたいと思います｣(牧調教師)
